自分ひとつ
本を読んでいたら、
おもしろき
こともなき世を
おもしろく
住なすものは
こころなりけり
という高杉晋作の名言に出会いました。
これ、今の私にはすごく刺さりました。
アラフィフの自分の姿を鏡で毎日見ては、
うわ、ずいぶんおばさんになっちゃったなーってがっかり。
人生はすでに折り返し点通過中で
人生を四季に例えるなら、もう秋にいると言われる年齢。
(ちょうどAutum LeavesがBGMで流れて哀愁そそります。。。)
この先の何かわくわく、どきどきするような未来が待ち受けているわけでもなく、
体力・スタミナも確実に落ちて、
とにかく「現状維持」「メンテ」という何とも夢のない言葉が、カギとなる年齢。
そして、何よりも切ないのは、
自分が年を取るともに、両親もどんどん年老いていくということ。
毎年一時帰国で実家に帰るたびに、両親が小さくすぼんでいて、
胸を締め付けられます。
まさに年を取る=「おもしろきことない世」という状況。
おもしろいことのない世の中を
おもしろくするのもしないのも
自分一つ。
ものはとらえよう
結局は自分なのですよね。
現実は現実として否定しないでしっかり受け止めつつ、
その中に何か楽しさを見出しながら、
「おもしろき世」のなかで、年を重ねていきたいものです。