嫌いな言葉
いつ聞いても、ものすごい違和感を感じる言葉があります。
それは人生の勝ち組、負け組、という言葉。
人生に勝ち負けなんてあるんだろうかといつも思います。
みな、それぞれ自分にしか感じられない喜怒哀楽を感じながら、
内に秘めた葛藤と闘いながら、
これでいいのか、どうしたらいいのかと迷いながら
唯一無二の人生を歩んでいる。
誰かと同じ人生を歩んでいる人など一人もいない、
比較もできないものに、勝敗なんてあるはずない。
そう心の中でわかってはいても、
人間というものは、人と、社会とかかわっていると
ついつい自分を他人と比べて、
社会の中での自分の位置・地位を気にして、
落ち込んだり、羨んだり、妬んだり、
はたまた、優越感を感じたり、人を見下したり、
してしまうもの。
自分は自分、
他人は他人。
世の中の雑音に惑わされず、
全く違う人生を歩んでいる他人と自分を比べることなく、
自分が、うれしい、楽しい、幸せ、と感じられる瞬間をしっかり感じながら、
自分の人生、自分らしく生きていく、それあるのみ。
まだまだ未熟で、そんな悟りの境地からははるか遠いところにいるけれど、
いつかその近くまで行きつくことができたらいいなぁ。