我を忘れて没頭できるものがあると幸福度が上がる?
何かをはじめたとき、
早い段階でそれなりの手ごたえや達成感を感じられないと、
素質がない、自分には向いていない、という結論に即座に達してしまい、
そのせいで楽しさも感じられなくなって、
投げ出してしまう私です。
そんな私が自分でも驚くほど長く続けている趣味が一つだけあります。
それは「バレエ」です。
もともと観るのは好きだったのですが、
30代半ばにO脚改善のため、という目論見もかねて
人生初めて、バレエに挑戦しました。
正真正銘ずぶの素人からはじめたので、
今でも、人様にはお見せできないほどひどいものです。
ポワントシューズももうすっかり諦めています。
でもかれこれ20年近く続いています。
やればやるほど、
好きになればなるほど、
理解が深まれば深まるほど、
自分の体がバレエに不向きな要素をすべて兼ね備えていることを思い知らされ、
とことん凹んだことも数知れず。
それでもここまで続いているのは、
自分の体と音楽にだけ向き合うピュアな時間
頭で考えることをやめ、自分の感性や感覚にだけ耳を研ぎ澄ませることのできる時間
今日の自分が昨日の自分よりほんの少しでも前進できるよう、自分に挑戦する時間
が、私にはとても大切なものだからだと思います。
我を忘れて没頭できるものがあると、幸福度が高くなる、
というのを、何かで読みました。
自分の幸福度が果たして高いのかはわかりませんが、
バレエが私の心の栄養であることは間違いありません。
体が動く限り、何歳になっても続けていたいなと思っています。